太 田 耐 輝
『 新時代への旅立ち 』
私たちは今、大きな時代の変動の中に生きています。近年、この地域を取り巻く環境は未だに明るい兆しが見えない状態にあり、青年会議所を取り巻く環境も目まぐるしく変化しています。このような経済情勢の中、青年会議所運動を行うには、経済的にも時間的にも厳しい状況であるのは確かです。しかし、こんな時代だからこそ私たち青年会議所が明るい豊かな社会の実現という理念を掲げ、地域のために勇気と情熱をもって元気に活動することが求められているのではないでしょうか。
『 過去から現在、そして未来へ 』
戦後の荒廃から多くの絶望と挫折を乗り越え、この国を復興させることを使命として私たちの先輩は厳しい社会情勢の中、明るい豊かな社会を創るために青年としての英知と勇気と情熱をもって、1949年に日本で初めての青年会議所を東京に誕生させました。
歴史と伝統のある(社)北見青年会議所は1953年7月13日に設立され、本年度で創立60周年という大きな節目を迎えることになりました。それぞれの時代背景に合わせて、地域(まち)づくり、人財(ひと)づくり、なかまづくりなど多岐に亘り運動を展開してまいりました。我われはこの歴史と伝統をしっかりと受け止め次世代へ引き継いでいかなければなりません。その役割と責任を今一度自覚し、今まで関わっていただいた全ての方に対して、感謝と敬愛の念を抱き、これから歩むべき方向をしっかりと創造し勇気を持って実践していきます。
『 絆(なかま)づくり 』
近年の会員減少は深刻な問題です。会員の減少は組織力を停滞させてしまいます。それを防ぐためにも我われの組織をより市民に知って頂き、理解をして頂くことが必要であり、その中で対外的な広報活動を通じて我われが自覚を持って会員拡大活動を実践していかなければなりません。更には、公益社団法人の取得を目指しているLOMとして総務活動全般の見直しや検証を行い、変革するために変わらなければならないもの、変えてはならないものを明確にし、的確に運動を発信していかなければなりません。
青年会議所は社会に出てからの学校であるとも言われております。お互いが切磋琢磨し、助け合い成長できる学びの場なのです。その組織の中で上下左右に人間関係を持ち、やりがいや達成感、責任感や思いやり、そして絆(なかま)を築きます。また、規律を定めルールを実践していくことで組織を運営する手法なども学びます。そのような活動の中で地域や企業が求める人財となり、新時代に向けてLOMの更なる発展に繋がっていくものと確信しております。
『 地域(まち)づくり 』
北見をすばらしい地域(まち)にするために、(社)北見青年会議所は永きに亘り地域(まち)づくり運動を展開してまいりました。ここ近年の地域(まち)づくり運動はJC主導型から、市民や他団体との協働で構築していく地域交流・協働型へと大きく転換してまいりました。
(社)北見青年会議所が創めた協働事業も、永年行ってきた交流事業も、時代の変化と共に改革をしなければならない時代となりました。半世紀を越えて継承してきた変わらない想いを、絶やすことなく様々な角度から探求し、いまできる事・やらなくてはならない事を認識し、時代が何を求め市民が望んでいる事を創造し、新時代へ向けて地域(まち)づくり運動を実践していきます。
『 未来の人財(ひと)づくり 』
北見には、私たちが気付いていない埋もれた魅力がまだまだあるのではないでしょうか。ここに暮らしていると気が付かない事も多いですが、この地域には沢山の魅力があります。美しい風景、資源豊かな山や海、そして一番の魅力は人財(ひと)であり、この地域に暮らしている次代を担う子ども達なのではないでしょうか。子ども達と共にこの地域の魅力を再発見し、更に他の子ども達へその魅力を発信できるような運動を展開していく事が必要です。地域を変えるためには、まず人財(ひと)が変わらなければなりません。次代を担う子ども達が、郷土愛をもち、こころ豊かな大人になるための環境を創造し、未来の人財(ひと)づくり運動を実践していきます。
大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。 』
『 結びに 』
2011年3月11日、わが国はかつて経験したことのない大震災が東日本を襲いました。この東日本大震災は未曾有という言葉ですら言い表せないほどの大災害となってしまい、一瞬にして東日本を戦後の荒廃のような状況へと変化させてしまいました。しかし私たちはこの現実を受け止め、諦めることなくひとつずつ積み上げていかなければなりません。こんな時代だからこそ人とひとが手を結び、心を繋ぎ、励まし合い、人の絆を大切にできる人が求められているのではないでしょうか。我われ青年が青年らしく英知と勇気と情熱を持って、凛然とした姿勢で誇りを持ち、市民と共にこの北見の未来を創造していきます。
明日のために希望もって、新時代に向けて実践しよう
歴史と伝統を原点に、新時代に向けて自らが創造し実践しよう
- 新時代に向けて絆(なかま)づくりへの取り組み
- 新時代に向けて地域(まち)づくりへの取り組み
- 新時代に向けて人材(ひと)づくりへの取り組み
- 新時代に向けての創造性を探求しよう




